支出額だけを記録するだけでは意味がない

共働きをしている夫婦の中には、家計簿を付けている人も多いでしょう。
家計簿を付けている人の中には、主な支出額だけを計算している人も多いのです。その月の赤字と黒字の両方を知ることができるので、一見よい方法に思えるでしょう。しかし、主な支出額だけを付けているようでは苦しい家計が長続きするパターンが多いのです。

なぜなら必要不可欠な経費、すなわち食費や光熱費、医療費や小遣い、学費や家賃などだけを付けていても、大雑把な値段なので、どの点を節約していけばよいのかが正確にわかりません。そのため、苦しい家計を改善することはできないのです。家計簿を付けること自体は問題ないのですが、重要なのは面倒でも詳しく付けていくことです。

光熱費や食費などは項目ごとに付けることで、もっと安い食品を購入する、もっとよい購入方法があるのではないかと見直すこともできます。光熱費も電気やガスなどに分けることで、どれを使いすぎているのかがわかるでしょう。小遣いも何に使用しているのかを詳しく記載すれば、無駄遣いを避けることができます。