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リースバックとの任意売却との違い

2018.11.29お知らせ

リースバックは任意売却と平行して実施できますから、なかなか買い手が見つからず返済もスムーズにいかないという時には特に利用されます。競売は所有者の事情に関係なく負債者のペースで実施されますが、実際はそうそう買い手が見つからないことも多く、手続きも手間がかかります。

実際売却される不動産の価値が低い場合は、期待通りの価格で売却されるとは限りませんから、債権者にとっても所有者にとってもストレスが大きいのが難点です、特に所有者がすぐには引っ越しができない事情にある場合はなおさら、回収リスクが高まります。

リーズバックは所有者の生存権を最優先にして実施されるという意味では、大変弱者に寛大な方法ともいえます。

ここで問題なのは任意売却もいちおう買い手がちくまではそのまま住み続けることができますから、リースバックとの違いが見えにくい面があります。なんとなく任意売却よりも人に優しいという印象を受けますが、具体的にどこがどういった違いがあるのかは、素人にはわかりにくい面があります。

きちん理解できるまではおいそれと手がでないという人も多いはずです。もしかしたらリースバックを利用することで様々な恩恵を受けられるはずなのに、まったく知らぬまま苦境に埋没してしまうのはもったいないことをしています。

ここで任意売却との違いを明確にしておく必要があります。競売は持ち主の意志と無関係に不動産の売却が進行しますから、今の事情がどうあれ売れれば即明け渡しがされなければなりません。任意売却はあくまでも任意の売却ですからかなり所有者の意志が尊重されそのまま住み続けるこいとができますし、一定の条件のもとでの売却も可能です。

実際競売にかけてもすぐ売れるとは限らず何年もかかることも多いのです。仮に売却できても不動産の価値いかんによって安くたたかれるリスクも伴うのです。その点任意売却なら金融会社や保証会社とじっくり相談しながらの売却が可能なのです。

ただし話し合いが決裂してしまう場合もあり、やはり時間がかかりますし、必ずしも所有者の意志が反映されないのが現状です。ここでリースバックの登場です。

それならばいったん売却という形にして、実質的に不動産を手放すことにはなりますが、再度賃貸契約を結んでから状況が好転するまでの間、そのまま使い続けることができるのがリースバックです。賃貸契約があるかないかが、任意売却との大きな違いでメリットがあります。

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