Q.16 離婚した場合の住宅ローンの滞納について

離婚した場合の問題は、大きく以下の4つです。
(例として、わかりやすく元夫・元妻としています)
① 離婚を機に、住宅ローンの連帯保証人から外れたい
② 元夫名義の住宅ローンが滞納、元妻(債務者ではない)が現在居住中の場合
③ 元夫名義の住宅ローンが滞納、連絡が取れない場合
④ 連帯保証人である元妻が現在居住中の家を、元夫が任意売却したい場合
①の場合、連帯保証人から外れることは不可能ではありませんが、かなり難しいです。
別の連帯保証人を立てるか、新たに住宅ローンを組み直し連帯保証人から外れるか、です。
解除条件など各金融機関により異なりますので、まずは金融機関に可能かどうかご相談ください。
②の場合、住宅ローンの滞納が続けば、任意売却又は競売となり、住み続けることが困難になる可能性があります。
③の場合、任意売却するためには、名義人である元夫の同意が不可欠です。
このような場合でも諦めず、まずはご相談ください。
④の場合、任意売却するためには、元妻の協力が必要になります。できれば当事者同士で話合いを重ね、円満に進めていくことが望ましいですが、なかなか進まない場合には、専門家が間に入り解決に向け調整することも可能です。